テクノ・フェア名大2007(2007年9月7日)

テクノ・フェア名大2007がIB電子情報館にて行われました.

この催しは産学官の連携を発展させるため行われ,大学での研究活動を大学外の多くの人に見てもらう絶好のチャンスであり,本研究室では「高精度数値シミュレーションの海域への応用」というテーマで参加しました.

出展したパネルの一部については,こちら?をご覧ください.

この研究では,以下の問題において産業界との連携が期待されます.護岸ブロックの安定性の研究、津波漂流物の港湾構造物影響評価、港湾埋立による周辺構造物への影響評価、護岸への波の打上げと越波の評価、など

続いて,この研究の目的,内容,新規性・独創性,地域経済への波及効果について紹介します.

研究の目的

水理現象を実験から明らかにすることはコスト,労力,時間面で負担が大きい.一方,数値シミュレーションはこれらの面で利点が大きい.当研究室では,これまで高精度の数値解析手法を様々な問題に適応すべく開発を行ってきており,その妥当性も検証されてきた.今後,実問題への適用を目指した実用ツールへの展開を目指している.

研究の内容

これまでに,三次元直接数値計算手法による波・構造物相互作用問題の解法,さらには波・構造物・海底地盤相互作用問題の解法などを開発し,構造物に作用する流体力や波変形の予測,局所洗掘の発生箇所の予測などを可能にしてきた.また,大気・海洋・波動連成解析モデルの構築により,湾域レベルでの物質循環などのシミュレーション技術もできあがりつつある.さらに,海浜変形の時間発展予測なども開発中であり,海域の様々な場面に適用可能な数値シミュレーションモデルの開発・高精度化を実施する.

新規性・独創性

本研究で開発する数値解析手法はすべてオリジナルであり,そのコードにはコマーシャルソフトを使用していない.したがって,使用の上での制約はほとんどない.

地域経済への波及効果

東海地区は伊勢湾・三河湾という重要な海域を有しており,そこに関連する経済活動は大きい.本研究の成果は,設計外力や維持管理,あるいは環境へのインパクトなど,事業の多くの側面で利用可能なものである.さらに,外力には津波までが含まれるため,防災対策面でも貢献できるツールである.

このページ内にしてはやや難しい難しい内容でしたが,どうですか?

何か質問があればお気軽にどうぞ!!

では,いつも通り,写真も交え当日の様子を紹介します.

正面の受付です.

 

我らが水谷教授(右),川崎准教授(左)です.

ブースの前で記念撮影.

 

多くの人が来場してくれました.

 

こちらはコンクリート研究室(維持管理工学)の国枝先生.

 

私達のブースでは川崎先生が熱心に説明しています.

 

学生も説明し,質問に答えています.頼もしい.

 

こっちでは,李先生が対応中に学生はカメラで遊んでます.

 

なお,ブースでは実験室の様子を生中継で放送しました.

評判はどうだか...

 

終了後はゼミ室でお疲れさま会です.

 

お悩み中??李さん「ん〜,ピンクのシャツはいけませんか?」